創作に人生さきとう思うんだ

二次創作ばっかしていたい。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

注ぐ

喉がいてえ。やる気が萎えて布団から起き上がれない。足だけ突っ込む姿勢が不安定で、こたつの中の膝がいてえ。脳がいてえ。目が疲労しているのを感じられない鈍麻。 病気か? 「それなら注射うちましょねー!」 ドスドスと床の抜けるのが心配になる音で、歩…

合図

ヒルセナって心中しねーし昼夜逆転もしてないし一生きらきら青春時代送ってそうだから自分とのギャップで書きづれえな…。出不精の、不眠の気配に、怠惰と、軽薄に、悩んでいる私には。花を送ろうと思い立って、やめるなんてことはしないんだろうな。 部室で…

偏光

甘いのを見せろや!! 人の悪口はいってはならないらしい。当人の影でそれを交わすのは以ての外、当人を前にして言い放つのも無し。あいつはこれこれこうだから嫌いだ、などと、口に出すことはタブーである。らしい。日記やSNSに書き起こすのも得策ではない…

暗中

ヒルセナって、なんだ? 家に着いて、玄関の戸に手を掛けたところで、記憶が飛んでいる。脳が痺れたような目覚めだった。平時の起床と異なる奇妙な感覚に、直感的に不快を抱く。いうなれば、睡眠薬で無理に眠らされた後の目覚めはこんな風かもしれない。 部…

用紙

寝れねー。ので、ヒルセナ書くわ。単行本十何巻までなので、まあ、酷いわけわかめ少女漫画展開だ。正気になったらテメエを殴れ。 あの糞チビは、何をどう考えたのか、俺に手品を見せろと頼んできた。一応理由も聞いてはみたが、手品である絶対の必要はなかっ…

勘定

猫の頭を往復する右手を見ていた。左の手は、腕を使って猫の体を囲っている。腿の上に大人しくしている猫を、右手が休まず撫でている。この手の持ち主が、ゴロニャア、と、本物の猫からは聞いたことのない鳴き真似を披露した。R音の巻舌に拘って、やり直して…

溜息

うつ伏せで作業していると肩が疲れる。首も凝って、しかもその後の手入れをしないから、疲れは蓄積する一方だと思う。寝るときも首に負荷が掛かっていて、日を重ねるだけ首が疲弊して痛みを訴える力を増している。マッサージなどすべきだと、これを書いて初…

ポエム

罵詈が上にある。すぐ取り出せる上部に仕舞ってある。基本、すべて自分に投げつけるための単語だ。罵倒句そのものを使って気が済むなんて、幼稚である。罵詈が疼いている。 語彙の貧相は知性と品性の下劣を示す。誰かに馬鹿だと知らせたいとき、「お前は馬鹿…

恨みつらみ

人生の定義は、粗悪な例えであるほうが、善い。最高善を叶えられなかった敗者としての言い分は、早く死ぬか、無様に生きるか、である。 たいていのやつは、無様ながら生きている。死に方がわからない。死にたいのかも、わからない。けれども、きっと死んだほ…

鈴の音

働きたくないと言った。たしかに言った。そうは言ったが、どこかに言葉の綾である匂いをさせていた部分もあったと思う。本質的には、働きたくないのじゃなく、金を行動原理に据えて人間に衝突しに行くことの歪んだ生存本能が不愉快なんだよと、補足のように…

働きたくないね!!

小説ではねえんだが…。 働きたくない、とこれが自分の本音かどうかもわからなくなっている。働きたくないのはある症例における中途の段階で、深い所に真実の顔をして別の意欲が潜んでいるんじゃないか。なんて思う。これは、私が死にたいと口走る衝動を看過…

膿み

働くという単語が、奴隷根性の発揮と読めて視界がぼやける。 働きたくない。 働きたくない。 働きたくない。 金なんかいらない、資格もいらない、ただで行える知識の収集さえ目的を失って崩壊を目前にしている。現実や、社会の構造を、自分事に変えて考える…

ポーズだけ取った。手の平の窪んだところに唇が触れている。親指が鼻梁に乗ったまま、中腰になって静止した。第三者が私の顔を見て一目に笑顔と判ぜられることが予想された。目尻が上がっていた。細くなる一方の視界で、その視界には何人たりとも映ってはい…

俗人

あ、今日、バレンタインデーってやつじゃね。建国記念日であったのを思い出すのと変わらない発見をする。セントバレンタインという人名であることを知ったのはいつだったか。十年以内だ。チョコの習わしもないはずの二月十四日に、きっと多くの組織人はチョ…

名無し

ギターを持ったら似合うだろうなあと耽美した。どんな小物も、衣装も、身につければしっくりとそこに収まって存在の魅力を引き立てるだろう。俺の思考が偏っているせいもある。好きなやつなら何を持ってもイケている。何をやっても目を引く。様々のファッシ…

独断

俺は追いかけるのが性に合っている。ストーカー化を不安視されたり、思考のあらゆる所が何某に侵蝕されていることを異常視されたり、呆れられたり、そういった熱量の差を、俺が熱の高い方で感覚していられるのがいい。その側しか知らない、とも言う。 まだ浅…

Fになれ

レースのカーテンで隔てて、夜を映したガラスを見ないようにしている。自分の立っている側は大抵明かりを伴っていて、その明るさでガラスに自分が映る。いつだって辛気臭い顔をしている。自分で見ていて贔屓目が働かないのだから、他の誰が見たってしょぼく…