創作に人生さきとう思うんだ

二次創作ばっかしていたい。

独断

俺は追いかけるのが性に合っている。ストーカー化を不安視されたり、思考のあらゆる所が何某に侵蝕されていることを異常視されたり、呆れられたり、そういった熱量の差を、俺が熱の高い方で感覚していられるのがいい。その側しか知らない、とも言う。

まだ浅いかもしれない。俺の熱は、アイスを溶かすのに三十分を要す。シャワーを浴びながら、自分のたるんだ身体を睨む。忌々しい。肉体なぞあるせいで、精神世界への没頭が阻害を受けている。腹の肉を摘む。指の全体で掴める程には余っている。ミーハーな心が運動して体力づくりすべきではと尋ねる。健康体は大事だそうだが、大病の経験のない俺は平和ボケしている。まったく、平和そのものだ。合間の平和に身を置いていることに気付かない。両手で頬を弾いた。実感はないが理屈として理解した平和ボケを、正せ。

走ることにした。

日頃運動らしいことはしていない。続かない予感が強かった。意欲のためにFFに浸って走ろうかと画策する。音で脳を占めれば多少の苦痛はやり過ごせるだろう。だが街を走るにはWi-Fiがない。モバイルデータを使うのは節制の面から有力ではない。耳寂しさを如何にするか。

捨てだなと判じた。

追いかけるなら音楽など聞いている余裕のある方が異常ではないか? それともヘドバンしながらでも容易に背中に触りにいける程度の相手を追っているのか? それが俺の心眼か?

思考回路の整頓は出来ていない。理由の説明できない箇所がある。健康体は何事に於いても資本だが、そこで体力づくりに採用されるジョギングとはどんな根拠があるのか。追いかける点と掛けているのか?

いいさ、いいさ。走ろう。今見えてこなくても、この選択が間違っていないと確信できるなら、進めば良い。

 

 

お前走れよ。宣言したんだよなここに。