創作に人生さきとう思うんだ

二次創作ばっかしていたい。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

プロットならばキャラクター造形要らないとの論調で勇み足。暴論だろ、いいんだ私はやってて楽しさを感じた。 唐突に理解する。私は弁当の蓋を再び閉じ、目を閉じる。冷静に考える必要がある。ここで焦って水筒の麦茶を飲めば相手の思う壺なのだ。お陀仏なん…

イントロ

ベタな設定デスゲームのプロット風小説。キャラクター全く作る気ないからプロットの域を出ない。 「ありがとうございます。集まっていただき感謝します」 スピーカーから音声が流れる。同じ空間に集合した全員が円卓を囲んで着席したところだった。学校に備…

差す日の中で

無遠慮に飛んできた液体が頬を濡らすので、私はやおら頭を振り、僅かに纏いついた眠気を払う。指で液体を拭うと、それは皮膚表面でさっと乾燥して、染みになった。暗い青色をしている。 「…インク飛ばすなよ」 「あ?」 険悪な眼光だ。こいつは機嫌が悪いと…

粗末な!

赤レンガの柱の陰だった。赤褐色の長方形が計算されたズレを重ねて高く積み上がる走馬燈。まあ嘘だけど。死んでいないし、死にかけてもいない。 暑さ寒さも彼岸までと何時ぞやの昔には言ったらしいが、本日、8月21日は絶好調に熱く、最高気温は37℃、体感温度…

小説じゃあねえ

効いているのでしょうか。これ、一年以上になりますが、今後もこのままだとするならば、却って私を害すると思うのです。損なわれる私が見たいのですか。そういう癖であるならば、早急に認めてしまえばいい。私は誰かの嫌がらせを受けていて、それを拒む正当…

肥大エゴ告解

不満なき生など謳歌するに足らぬ欠陥品なのだ。不満のあることを褒めよ、誇れよ、昂じ商えよ。 いやになっているのです。嫌なのです。嫌気が堪りません。じりじりとしながらスマホの熱くなるまでネットをサーフィン、どうでもいいと判明した概念のBLをいくつ…

イヤホン

なにかL月を書きたいのだが。 「…こういうオチですか」 「お決まりの展開でつまらなかっただろ、気が済んだならさっさと」 私は夜神月の双眸を見据えた。どうやらこうされると少し弱るらしい。負けず嫌いの夜神月だから、毎回懲りずににらめっこの様相を呈し…

前夜

自分には、なにかを育てることへの責任を持つ実感がない。そういう実感を、持てないとでもいおうか。下の兄弟に対して、自分の一動により学業の成績に始まり当人の人格形成をも包括する介入をしようと思ったことは無いし、したくないし、それに、悲観的にい…

悪用

家人は盆の墓参りで留守にしています。人気のない部屋で、文具や家具が囁き始めました。今回は事務机とその発言に反応した一連の会話を拾ってみましょう。なにやら憤怒しているようです。 「あらゆる物が、悪用の可能性を孕んでいる」 「でも正義の下での悪…

不埒

家族の成り立ちに思いを馳せてしまった。こんなことは今までに一度も経験がない。自分の死に方を探すのに熱心だったから、漏れなく他人を含めて構成する家族というものに、熟考の手が及んでいなかったのだ。 初めての試み、いってみようじゃないか。反出生主…

書き損じ

パソコンがスリープモードになっているときの、たまに吐く呼吸音が耳に付いて離れない。

黙談

初めて話をしたときから、ずっと言うに言えなくて今日まで問題視していたことがある。それを相手方も前々から気に病んでいたらしく、ついに口を切った。立場からすれば、こちらから提案するべきだったことだと思うのだが、既に向こうが話し始めている。ここ…

俯瞰

おい、お前なんでひとりで帰って来てるんだよ、と焦った声を出すので、その原因を探して視線を動かすと、玄関口に、ぽつんと居るものがある。せっかく和やかにトランプでもやれそうな空気だったところを壊してくれた玄関のものは、自分が何をしでかしたのか…

エアコン

日が暮れて2時間経つまで匿ってくれませんかと言いながら、靴を脱ぎ、さりげなく母さんに挨拶を済ませて、僕の部屋へ向かう階段を上る躊躇のなさが、人間性を疑うには十分に足る具体例だと思う。これをやっている本人に訴えてもどうしようもないことは初めの…