創作に人生さきとう思うんだ

二次創作ばっかしていたい。

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

プロ 露仗

プロ意識だけで形骸した手を動かして露仗。 あいつが心なしか苦痛を帯びて、机に向かう、ペンを執るから、マゾヒストな野郎だと漠然に感想した。その時は単にそう思っただけだったから、揶揄おうとも気にかけようともしなかった。捉え方が違うんだよな、面倒…

セイメイ 露仗

ふふふふ…、アハアハ…。朝から拍子もわからぬ調子で露伴が笑って已まない。病的でさえある。黙って見守っていたが、そろそろ口を挟んでも良いだろうか。我慢の限界と似たもの、不安の高潮が歯止めを求めて騒いでいる。仗助は恐怖していた。とは言うが心底怯…

みかん 露仗

明日から形勢整える。BGM付小説書きはもうしない。 これおいしいのか、と露伴は疑問した。声に出して問うたので、聞いていた相手から答えがやって来る。さも自信があるらしい。にやりとして、健全な笑顔を見せてくれる。笑顔の持ち主は、おいしいに決まって…

もぐもぐ 露仗

恋愛哲学に忠実であろうとする姿勢が露仗に現実味を与えるんだよ!(実地試験中) …これは迷走している。気分悪く書き始めたもんなあ。反省 現実という参照の幅を無限に取ったパノラマの描き出す真価、早々見限って足元で紐を縛っていたかもしれない。彼は身動…

寒中食 露仗

寒い日も局所に身を置いて経験を惜しまぬ露(ノリのいいばかな露仗) 幾許か気怠そうな顔で朝食を食っていたくせに、食後一時間ほどが経過して、露伴が顔つきを変えた。仗助は呆けてそれを見ていた。今日は休日であるから暇を持て余して、何となしにスイッチを…

行脚

どこがヘタレ攻めなんだよ(怒) 至って真面目の面持ちで告げるものだから、彼は静かに戸惑った。瞼をぱちぱちと大振りに上下して、しかし眉や鼻といったパーツを歪曲させることはなく、表情にその戸惑いが見えることはなかった。 彼は相槌としてうんと言い、…

こたつ 露仗

今年一番の寒さに初対峙してこたつに籠城する露仗 灰色の雲が厚かった。冬がすぐ背後まで迫っていた。仗助は窓の外、太陽が顔を出す隙もない天空を眺め、こたつに体を潜らせた。左辺でスケッチブックを抱えて絶えず鉛筆を走らせている露伴の足をつついてみる…

読書 露仗

日本三大奇書の一、夢野久作『ドグラ・マグラ』を読み始めた露 「なあ、77ページの後ろから二行目読んでみろよ」 露伴はだらしなく床にごろ寝している仗助を見つけた。ソファにだれるなと言ったらこれだ。恐らく拗ねていると思われる。やり口がまるで幼児。…