創作に人生さきとう思うんだ

二次創作ばっかしていたい。

用紙

寝れねー。ので、ヒルセナ書くわ。単行本十何巻までなので、まあ、酷いわけわかめ少女漫画展開だ。正気になったらテメエを殴れ。
 
あの糞チビは、何をどう考えたのか、俺に手品を見せろと頼んできた。一応理由も聞いてはみたが、手品である絶対の必要はなかった。指が長いので云々、所作が映えるはずだ云々。その理屈ならギターでもいいことになる。しかし言わないでおいた。徐々にではあるが神経が太くなってきたこいつは、もしギターなどという別案の提起を受ければそれもやれと強請るだろう。
手品が見たいと言った顔は期待が溢れ出しており、言わずもがな双眸は輝きに満ちている。今でもたまに恐怖に引き攣った顔を見せるが、その頻度は確実に減っていた。だが、なぜここまで堂々と、俺にものを頼めるようになったのか、理解が及ばない。応えてもらえると信じているのか。俺は、そう思われることを、していない自覚ならあるが。
 
A4の紙束を引っ張り出して、部室の外へ出た。糞チビも当然付いてくる。そうするよう言ったのは自分だ。蛇口を目指して歩く。運動場の隅に横長の手洗い台が備え付けてある。
紙束の厚みは一センチほどある。それの半分辺りに指を入れて隙間を作る。これは余っていた入部届の束だった。どうなってもいいので持ってきた。蛇口を捻り、紙と紙の隙間に水を注ぐ。
「……おや不思議、水が零れません。どうだ満足か」
「そうですね…」
あ、こいつ、不満があるな。顔に出ている。言いたいことは既に読めていたから、水を流しに捨てて部室へ帰る。慌てて付いてくる足音が聞こえる。初めの言葉は、あの、くらいで文句を垂れるかと予想したが、これを反して糞チビは無口だった。相当腹に据えかねているか? あの程度でか?
 
クリアファイルでああいう使い方をしたことは無かったから干す場所に困る。それ用の乾燥台を持っているわけもなく、糞チビに人差し指を立てるよう指示して、そこに被せた。これでクリアファイルの案件は片付いた。糞チビは微妙に嫌そうな顔をしていた。
 
 
カッ。思い付きません。この後一緒にコーヒーを飲むか(わけわかめ展開)、黙って立ち去るセナか、気分が上がらないので両方ボツです。
指の動きにエロティシズム的な映えを見出しているセナちゃんが条件でヒルセナフラグ立てです。あ?
追記、セナ氏の言いたいことというのはもっと手付きに気ぃ遣ってよってことにするつもりだったんだが、自然な意見だろうか? つか本文に含められてないし