創作に人生さきとう思うんだ

二次創作ばっかしていたい。

XXとは?

「本の内容を比較する」

脳死です。忙しさに委ねて気持ちを置き去りにすることで、人生の味わいもろとも苦しみを紛らすせこい技。

 

 

私には私の目線がつきまとう。主観を取り払うことは絶対的な意味で不可能であること、脳に残るのはすべて私の無意識がフィルタリングした事柄であることを前提とするなら、私の日々は私が決定している。つまらないと感じるなら私の主観を歪め、捻り、引き伸ばして縮めて切り貼りし、楽しく変える必要がある。

 

恋とは?

線で描かれた二人がいずれ番うとわかっている話をいくら知識として吸収したとて実践的には役に立たぬ。単に人が人に出会う機会が吟味された結果恋の条件を満たさず除外されてゆく。

笑え、笑え、愛あるセックスでなければ性的行為に至ることを不倫と定める強固に幼稚潔癖な脳で、子々孫々が説明できるか。できるわけない。黙って土に埋もれていろ。

札束で頬を横に嬲られた。心臓を鷲掴みにしたような屈辱を覚える。光の速さで復讐を願う私の深層意識が、相手の頬を鋭い爪で横に裂く。写真を撮りたくなるくらいの絶景、鮮血の神秘は生命を讃えている。私は生きるを蹂躙し、手始めに絶望に染まった相手の顔を見えなくしてしまう。

朧げな切り裂きの手応えの後、断面を晒す首元を見下ろして私は笑いが止められない。喉から自然と溢れる音を、ざらざらした耳で遠く聞いていた。

自分の喉と、自分の耳と、こんなに遠かっただろうか? 普段の聞こえ方と違う。訝しんだら目が覚めた。夢だった。夢で札束を頬にぶつけられ、恨んで殺意を夢想に叩く。

 

恋とは?

性的充足を不可欠としない憧憬、求道、果たさるる日は途絶の死。人生を生くるに足ると私の希死を弱めてくれるもの。知的好奇心。数独やって、新書を読んで、無責任にへらへらと理想を語るごくありふれた偽善者。生きていけ。すべてが偽善だ。恋、偽善。人生、偽善。政治、偽善。賃金労働、偽善。偽善愛せ、愛するそれもまた偽善のループを抜けない不安感に悶え凍えるのが最高に余生。

明日は恋愛小説でも書こうかと思います。思い合うやつがいいですね。思い合うがゆえに、それを崩壊させる美しさがあり、その魅力に抗えないのですから。破局ではなく、成就さえしない芽を摘むような恋愛小説を書こうと思います。