創作に人生さきとう思うんだ

二次創作ばっかしていたい。

架空拝

理想が好きだ。理想的な世界で、理想的な人間が存在していて、理想的な人間関係を眺められる、そんな理想の塊が心底から好きだ。架空にしかあり得ない、理想を崇めて生きている。

理想は幻として瞼に貼り付き、私の現前で実体を振る舞うことがない。私に電話を掛けてくることなど絶対にない。会話など一度たりとも発生しない、その姿を見かけることすら起こり得ない。

偶像ではない、架空だ。

L月Lは、架空だ。

存在してはならない、現存を私は認めない、もしも私の世界と重複してこの架空が偶像化するのなら、私の理想は潰えよう。架空は具現できてはならない。私の創作は架空の定義ではない。架空への垂涎を伴う崇拝だ。辞儀して構えよ。

触れるすべての物よ、人よ、私はそのあらゆる実体を慈愛する。博愛を注ぐ。だから性愛は死ね。究極のイデアを求める我が魂の純潔のために、性愛など道断、くたばりたまえ。

私は現世にこの躯を残して、我が庭たる宗教色の架空の中へ魂を投じる。

L月L(存在しないもの)が理想なのだよ私はそれをぼんやり見ていれば十分なのだ。形而上に生きろ。